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同性愛は神への冒涜だと訴えるキリスト教団体の目の前で、複数のレズビアンカップルが熱いキスを披露し注目を集めた。
ニュージーランド最大の都市オークランドで先月、LGBT+(性的少数派)を祝賀するプライド(ゲイ)・パレードが開催された。
色彩豊かなファッションに身を包んだ数千人もの参加者が、LGBT+の象徴である虹色の旗を振りながら都心部を行進した。
すると途中、アメリカのキリスト教団体『Torch of Christ Ministries(以下、TCM)』が反対抗議デモを開始させ、「下品な放蕩を祝賀すれば、暗闇があなたを襲う」「罪を祝ってはいけない」などとマイクとスピーカーを用いてパレードの参加者に訴えたのだ。
しかし参加者の人々はTCMによる突然の抗議デモに動じず、彼らのスピーチを掻き消すように一斉に歓声を上げていた。
さらにTCMの目の前で濃厚なキスを見せ付けるレズビアンカップルも現れ、周りには支持者が集まりエールを送っていた。
熱心な布教活動を実施しているTCMは、「悪魔の支配する暗闇にキリストの光を灯す」ことをミッションとして掲げている。
しかし、同団体の創設者であり牧師のフィリップ・ブレア氏は性差別主義者として危惧されており、過去には神やキリストが男性であることを持ち出して「フェミニズムは神に対する反逆行為だ」などと発言し批判を呼んだこともあった。