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西アフリカのイスラム国家モーリタニアで先月、誕生日会に参加していた男性10人が「ゲイの結婚式を開いていた」として拘束され、懲役2年の有罪判決を受けた。
人権NGO『ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)』によると、首都ヌアクショットのレストランで開かれていた誕生日パーティの動画が先月20日頃にSNS上で拡散され、「ゲイの結婚式だ」と批判が殺到したという。
その3日後、警察がその中の男性ら10人を拘束。供述調書で警察は、容疑者を「女性を脅かす男色者達」であると述べ、さらに「同性愛者であると自供した」とも記されている。
そして逮捕からわずか7日後の30日、裁判所は「暴動の扇動」と「わいせつ罪」で容疑者に懲役2年の実刑判決を下した。
裁判で男性らは無罪を主張しており、弁護人のウルド・オベイド氏は今月3日に不服申し立てを行うと話している。
厳格なイスラム法である『シャリーア』を司法に導入しているモーリタニアだが、実際に同法によって有罪判決を受けたケースは2017年以降で初のことだったと、HRWは報じている。