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アメリカで現地時間9日に開催された第92回アカデミー賞で、韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が作品賞を含む4冠を手にした。
しかしイベントの開催後、コメディアンのマット・ライフ氏(トップ画像左)がコロナウイルスをネタに韓国人俳優を蔑視した発言をして、バッシングの嵐が巻き起こっている。
カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動するライフ氏は授賞式の開催前、自身のツイッターに「オスカーの出席者は全員、パラサイトのキャストが咳込まないか不安そうに見つめている」と、汗を流している男性のGIFを付けて投稿した。
Source: Matt Rife/Twitter
彼のこのツイートは、現在中国で猛威を振るう新型コロナウイルスをネタにアジア人を差別した発言であるとして、批判の声が殺到した。
「最低なレイシストだ」
「言っておくが、パラサイトは韓国映画だ。中国とは全く関係ないだろう」
「ファンだったのに残念だ。人種差別は冗談では済まされない」
ユーザーから相次ぐブーイングを受け、ライフ氏は同ツイートを削除。一方で、その直後に彼は「ただのジョークに騒ぎすぎだ。ツイッターは豆腐メンタルばかりの最低なSNSアプリだな」などと開き直ったかのように弁解のツイートを投稿している。
「差別をネタに笑いを取るべきではない」などと指摘されるも、ライフ氏は「人種差別ではなくジョークだ」の一辺倒で謝罪の意を示す気はないようだ。
未だ鳴り止まない批判にライフ氏は、「ブラックジョークが嫌いなら僕のツイートを見なければいい。君には合わないだけだ」とSNSで訴え続けている。