Source: KTUU
アメリカ北部アラスカ州最大の都市アンカレッジで、歯医者の34歳男が「医療業務の最低基準に満たない違法行為」など複数の罪で起訴された。
複数の現地メディアによると、被告人のセス・ロックハートは2016年7月、抜歯のため鎮静状態にさせたヴェロニカ・ウィルヘルムさんの施術を、なんとホバーボードに乗りながら行っていたのだ。
そして、ロックハートは施術中の動画を同僚など少なくとも8人に送り、そこで彼は「施術の新基準だ」などというメッセージを残していたという。
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問題となった動画内でロックハートは、術後にホバーボードに乗った状態で両手を上げながら喜ぶ姿が映し出されていた。
裁判で患者のウィルヘイムさんは証言台に立ち、同州の歯科委員会が調査を開始するまでホバーボードに乗りながら施術されていたとは知らなかったと述べ、「あなたがしたことは傲慢で、自己陶酔的で無礼極まりない」とロックハートに向けて訴えた。また、撮影も許可していないと憤慨している。
さらにアメリカメディア『NBC』によると、ロックハートは別件でメディケイドから180万ドル以上をだまし取った詐欺罪など43もの罪で起訴されているという。
ロックハートはいずれも無罪を主張しており、彼の弁護士は起訴内容の見直しと減刑処置を求めている。