CRIME

私立大学でユダヤ教徒や非白人を狙ったヘイトクライムが横行

Source: jalaclarke/Instagram

アメリカ東部ニューヨーク州のシラキュース大学で非白人に対するヘイトクライムが連続して発生し、多くの学生達が座り込みデモを行った。

アメリカメディア『VICE』によると、同大学のフラタニティ(男子学生の社交会)で11月初旬、アジア系と黒人に対する人種差別的な落書きが数か所で発見された。さらに同時期、学生寮近くにあった雪だまりに、ナチス党のシンボルである「かぎ十字章」がスプレーで書かれていたという報告も上がっている。

同メディアによると、シラキュース大学では数年前から人種差別やヘイトスピーチに関する苦情が増加傾向にあるという。

しかし、こうしたヘイトスピーチが校内で相次いだにも関わらず学校側の対応が遅れていたり不十分であることから、学生達による大規模な抗議デモが始まったのだ。『#NotAgainSU(シラキュース大学、過ちを繰り返すな)』というハッシュタグと共に、学生達は学校側にヘイトスピーチ規制の強化や大学総長の辞任を要求した。

Source: Syracuse University

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座り込み以外にも、校内の至る所に抗議文を貼付したり、『ウォークアウト(Walk Out)』という授業の欠席を呼び掛ける運動も見受けられたという。

抗議集会を開いた学生達は教職員らを前に、非白人とユダヤ教徒の生徒達は日々校内にいる白人至上主義者による誹謗中傷に怯えて生活していると訴え、身の安全を考慮して学校に来なくなった人もいることを伝えた。そして、抗議デモに対する学校側の鎮圧行為も強く非難した。

「私達の声を黙殺し、存在を脅かすことで、私達の成業を妨害しようとしている者への抗議運動を、教職員達は鎮圧させようとしている。私達はそれを無視して黙っているわけにはいかない」

人種差別的な落書きが発見された約1週間後、大規模なデモを受けたケント・シバラット総長は学生達の提示した19個のヘイトスピーチ規制案全てに署名し、「全ての案件は地区検事に伝達済だ」と述べた。

また、大学はニューヨーク州警察のヘイトスピーチ捜査隊に調査協力を依頼し、数日後に学生4人をヘイトクライムの容疑で逮捕したと報じられている。

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