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豚と猿の「キメラ」が誕生 臓器不足の解消を図るも世界中で非難が相次ぐ

Source: State Key Laboratory of Stem Cell and Reproductive Biology

中国の首都北京にある研究所『幹細胞生殖生物学国家重点実験室』が7日、猿の細胞を持つ子豚2匹(トップ画像)の出生に世界で初めて成功した。しかし、子豚はいずれも一週間以内に死亡している。

深刻な臓器ドナー不足による諸問題を解決するために、動物の体内で人間の臓器を作らせる研究が世界中で進められている。そんな最終目標に一歩近づく研究結果が、上述した中国・北京の研究所から発表されたのだ。

イギリスの科学誌『New Scientist』によると、同研究所は緑色蛍光タンパク質を生成させるため、遺伝子を組み換えたカニクイザルの細胞を培養させた。そうして改変された細胞から胚性幹細胞を抽出し、それを受精5日後の豚の胚子に注入した。

こうしたプロセスにより、4000以上の胚子が雌豚に組み込まれたという。その結果10匹の子豚が生まれ、その内の2匹が猿の細胞を含んだキメラだったのだ。猿の細胞の割合は非常に少ないものの、心臓や肺、脾臓など複数の臓器に含有されていた。

同誌によると、キメラが死亡した原因は定かではないという。しかしキメラではない子豚も死亡していることから、原因はキメラ自体ではなく体外受精のプロセスに問題があったのではないかと研究チームは述べている。

そして同研究所は、健康な豚の体内にほぼ全てが霊長類の細胞から成る臓器を生成させるための研究を続けると表明した。

大型動物の体内にヒトの臓器を生成させる研究は、臓器ドナー不足問題解決への糸口として高い注目を浴びているが、倫理面の懸念から人々の反応は冷ややかだ。

今回の研究成果が発表された後も、ネット上では「神にでもなったつもりか」「中国が人類を滅亡させる」「気持ち悪い」など世界中から強い非難の声が殺到している。

臓器目的の人身売買など深刻な問題もあるが、こうした技術が世間一般に認められるのかは不確かだ。

 

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