Source: Reddit
アメリカ東部ニュージャージー州で開催されたハロウィンイベントで、黒人奴隷と白人所有者の仮装をした男子高校生2人に非難が集中している。
同州サマセット郡の公立高校『ウォッチャング・ヒルズ・リージョナル・ハイスクール』に通う白人の男子高校生2人は、学区内で開かれたハロウィンパーティに参加。1人は鞭を片手に麦わら帽子を被り、もう1人は顔を黒く塗りアフロの桂を身に付けていた。その時撮影された写真(トップ画像)が同校の生徒によりネット上に拡散され、大きな波紋を呼んだのだ。
アメリカメディア『People』によると、騒動を知った同学区のエリザベス・ジューエット教育長は生徒の親を対象に声明文を公開し、「当校は差別を断固として許しません」と強く訴えた。そして現在、学校側は捜査当局と連携しながら事態の調査を進めているという。
「ウォッチャング・ヒルズ・リージョナル・ハイスクールでは、生徒達が異文化を尊重し、倫理的な判断力を持って、他者の気持ちを理解できる大人へと成長できるように尽力しています」
またジュウーエット教育長は生徒と協力して、『多様性評議会』を開催し本件について議論を展開させた。この会議は任意参加型とされていたが、参加した生徒数は150人以上にも上ったと報じられている。
問題となった男子生徒2人に何らかの処分が講じられたかは、現在のところ明らかにされていない。