男女差別、男尊女卑、女尊男卑。
様々な「性差」の問題について語られる近年だが、北ヨーロッパに位置する島国が2018年正月、男女で給与の差が出ることを禁止する法律を可決したとのニュースが話題になった。
国会の半数が女性議員を占める平等先進国アイスランド
女性総理大臣に、約半数の国会議員が女性という、女性の社会進出が著しいアイスランド。
1975年から始まったアイスランドのフェミニスト運動は、世界に類を見ない大躍進を遂げていた。
Word Economic Forum(世界経済フォーラム)が昨年出した男女格差レポートによれば、アイスランドは最も格差の小さい国に選ばれている。
そんな名誉ある称号を手に入れるも、満足せずに前進を続けるアイスランド。
この新しい法律によれば、雇用者が25人以上いる会社は行政に「給与の男女差を禁ずる規定」を提出しなければならず、もし違法行為が見つかれば厳格に処分されてしまうという。
男女平等ランキング上位は北欧諸国がランクインしており、「男も女も仕事・家事・育児は当り前」な社会が築かれているのだ。
男女平等社会実現のモデルとなった北欧諸国。日本も彼らに追いつける日が来ることを願うばかりである。