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中国南部雲南省・昆明市にある動物園が、パンダの糞をお土産として提供すると発表し話題を呼んでいる。
斬新なアイデアを考案したのは、山を開拓して造られた広大な敷地面積を誇る雲南野生動物園だ。
国内の動画サイト『梨视频(ペアビデオ)』は、園内にいるパンダのマオ・ヅーが今年で5歳の誕生日を迎えるため、省を挙げての記念祭の一環として糞の提供を始めたと報じている。
しかし、もちろん糞をそのまま商品化しているわけではない。紙製品に加工したり、消化されなかった竹の残り物を草花と一緒に琥珀に固めたりと、創意工夫が凝らされている。

Source: Pear Video

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様々な形に変貌するパンダの糞に興味を抱く人々が続出するなか、同動物園は「贈答品として提供はするが、商品にパンダの遺伝子が含まれているため販売は出来ない」と話しており、ネット上では「お土産として提供するのなら、販売を禁止しても意味がないのでは」「パンダのクローンを心配しているのか?」などというコメントが殺到し、混乱を招いているようだ。
ササを食べるパンダの糞は繊維が豊富に含まれており、中国では2017年からトイレットペーパーなどの紙製品として再利用されている。
*同動物園で撮影されたペアビデオの取材動画はこちら: