Source: 冷酸灵
中国最大のECサイト『天猫(Tmall)』で先月、国民食でもある火鍋風味の歯磨き粉が販売され話題を呼んでいる。
オーラルケア商品で長年高い人気を博しているメーカー『冷酸灵(レイサンリン)』が考案したこの商品は、火鍋文化の根付く四川省・成都市に本店を構える火鍋チェーン店『小龍坎(シャオロンカン)』とタッグを組んで誕生したものだ。
冷酸灵は中辛・辛口・激辛という3つのフレーバーのセットを、限定4000個で販売を開始した。そして同商品が中国のECサイトに出品されると、僅か3日で3900個以上が購入され、現在では完売してしまったという。天猫(Tmall)での評価は5段階中の4.9と高い評価を得ているが、Weibo(微信)などSNS上では「火鍋味なんて気味が悪い」などと批判の声も多い。ユーザーレビューによれば、「最初は何も感じないが、磨いていくうちに辛さが増してくる」という。
商品は非常に見栄えの良い容器に包装されており、プレゼントとして購入した人も多いようだ。中国の英字メディア『China Daily(チャイナデイリー)』によると、四川省に隣接する重慶市を拠点としている冷酸灵は「地元文化を取り入れて、若年層の消費者を取り入れたい」と話しているという。
一方でメーカー側は、歯周病や辛味アレルギーを持つ人は火鍋風味の歯磨き粉の使用を控えて欲しいと注意喚起を促している。

Source: 冷酸灵