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植物状態の患者への安楽死を巡り国連委員会と親族が対立

Source: WilliamCho/Pixabay 

フランスで今月5日、植物状態にある男性への安楽死を施すか否かについて、国連委員会と彼の親族の間に対立が生じた。

2008年に交通事故に遭ったヴィンセント・ランベルトさんは脳に障害を負い、重度の昏睡状態に陥った。その後数年に渡り延命治療を続けるも意識回復の見込みはなく、2014年に医師と彼の妻レイチェルさんや甥など5人の親族によって延命治療の取りやめが決定された。

しかし、ヴィンセントさんの両親は「回復の見込みはある」として決定に反発。裁判所命令を獲得し、安楽死を阻止するための訴えを起こしたのだ。両親の弁護士は司法機関に対し、国連委員会が延命措置を続けるよう勧告していると主張しており、今後は「数年におよぶ」調査が必要となると述べている。また、弁護士によれば国連委員会は勧告の理由として「障碍者の人権」を尊重すべきだとしている。

裁判では当初、医師やレイチェルさん側の意向を支持するが判決が下されたが、これを不服とした両親は欧州人権裁判所に上告した。これが国連委員会の目に留り、フランスの司法機関へ釘を刺すに至ったのだ。

レイチェルさんら親族側の弁護士はAFP通信の取材に対し、国連委員会の介入は「恐ろしいこと」と言い、「人権を守るというのなら、苦しむ患者の尊厳を踏みにじることは人権侵害ではないのか」と訴えている。

この裁判は国内で大きな注目を集め、安楽死を巡る議論が活発化した。フランスでは、医師が麻酔などを用いて意図的に患者の命を絶つことは違法とされており、オランド元大統領が合法化に意欲を示すも倫理委員会などの反発により実現には至らなかった。

 

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