Source: Kuala Lumpur Reporter

マレーシア北西部クランタン州で19日、同州の王位継承者であるトゥンク・ムハンマド・ファイズ・ペトラ（Tengku Muhammad Faiz Petra＝トップ画像左）が、元家政婦である33歳のスウェーデン人女性ソフィー・ルイス・ヨハンソン（Sofie Louise Johansson＝トップ画像右）と結婚し話題を呼んでいる。

現在45歳であるトゥンク・ムハンマド・ペトラは学生時代、イギリスの大学に留学している時にヨハンソンさんと出会ったという。彼はロンドン大学で歴史と政治学を専攻しており、彼女は家政婦として働いていた。

兄であり元マレーシア国王のムハンマド5世が今年1月、25歳のロシア人モデルと結婚するため王位を途中退位するという異例の事態が発生し国民を困惑させたが、彼の場合は学生時代に出会った長年の友人との結婚ということで、多くの人々から祝福の言葉が送られている。

州都コタバルで開かれた結婚式には、クランタン州の王族やカップルの親しい友人らなど300人が出席。式と披露宴はイスラム法が適応されるシャリーア裁判所のダウド・モハマド判事によって執り行われた。現地メディアの報道によれば、結婚式は特に盛大なものではなく、顔見知り同士で「穏やかに」行われたとされている。

一方、国内では王族が外国人女性と結婚することに対する懸念の声も一部聞かされているが、多くはカップルに対する肯定的な意見が目立っている。