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中国東部河南省にある河南大学で今月10日、経済法学の教授が学生達にメッセージアプリで1667人友達を追加するように求める課題を与えたとして注目を集めている。
中国のオンラインメディア『搜狐新聞(以下、Sohu News)』が伝えた。

Source: Facebook/河南大学
Sohu Newsによれば、学生らは合格ラインとして最低でも1001人のユーザーを「友達追加」せねばならず、満点を得るには1667人を追加しなければいけないという。更に、この課題は総合成績の30%を占めており、学生らのプレッシャーは底知れないだろう。
100年以上の歴史がある由緒正しい河南大学で、メッセージアプリの「友達追加能力」を総合評価の30%として評価するのはいかがなものかという疑問の声が多数投げかけられている。
問題となった試験を課せられた学生の1人は、中国の動画共有サイト『梨视频(Pear Video)』にてタスクの難しさをこう訴えている。「この課題はかなり難しいよ。僕はこのアプリで100人しか友達登録していないのに。他のクラスメートも、合格できるかどうか不安そうだったよ。」
批判の渦中に立たされた教授は数々のクレームを受け、「将来学生達が仕事を探す上で、ソーシャルメディアを使いこなす能力は必要不可欠だ」とし、課題を作成した意義を主張している。
しかし、登録ユーザー数が11億人以上いるという中国最大のメッセージアプリ『WeChat』ならば、1000人という数も強ち(あながち)達成不可能ではないのかもしれない。