2016年のアメリカ大統領選で、民主党のヒラリー・クリントンに引けを取らない人気ぶりだったバーニー・サンダース上院議員が先週、CNNのインタビューで「トランプ大統領は辞職するべきだ」と公言した。
「何人もの女性から性的被害の申し立てがされているにも関わらず、なぜ何も責任を取ろうとしないのか。アル・フランケンも、痴漢行為の起訴を受けて辞任した。トランプ大統領もそうするべきだ。」と、今年12月に起訴状を受け入れて議員辞職をしたアル・フランケン元民主党上院議員を例えに出して大統領を非難した。
多くの政治家から退任要求を受けるトランプ
バラエティ番組出演時代からドナルド・トランプは幾度も女性軽視発言を繰り返してきたことで知られ、彼の女性に対する姿勢は大統領の器ではないと民主党のみならず共和党議員からも批判が相次いでいる。
上院議員のカースティン・ギリブランドやロン・ワイデンからもトランプ大統領の辞任要求が出ており、カースティン・ギリブランドは「トランプ大統領の起訴状は明確な犯罪行為であり、さらに深く調査していくべきです。そしてもちろん、彼は責任を持って辞任すべきです」と発言。
ロン・ワイデンも「もしトランプ大統領が辞任しないなら、連邦議会が多数の女性から出た申し立ての調査をしないといけない。我々は法の下で動くべきだ」と大統領を非難。
しかしトランプ大統領本人はここまで多くの批判を受けているにも関わらず、全くそれに応えるそぶりを見せようとはしない。
相変わらずツイッターで繰り返し暴言を投稿するトランプ。彼が任期を全うできるのかは疑問符が付く。