Source: Instagram/@lgbt_hrvatska
イギリスはマンチェスター市で毎年夏に開催されるゲイ(プライド)・パレード。今年も8月の開催に向けて、チケットの先行販売が発表された。
しかし、そのチケット代が昨年の2倍に値上りしたことが、多くの人から反感を買う結果となっている。

Source: Instagram
「LGBTQ+(性的少数派)の人々を讃える社会運動を、金儲けの道具に使わないで」
ニュースを耳にした人達が、チケットの値上げに対して口を揃えて不満を主張した。しかし、英メディア『BBC』によると、批判を受けたイベントの広報担当者は値上げの理由として「以前よりも規模が拡大した、全く新しいイベントになる」と話している。
34.50ポンド(約5000円)から64.50ポンド(約9000円)まで値上りしたチケット代だが、パレード開催当初は参加費が無料だった。マンチェスター・プライド・パレード主催者のマーク・フレッチャー(Mark Fletcher)氏は、こうした事実から「プライド・パレードに値上りは付き物さ。その度に議論が巻き起こってきた。今回は規模拡大に伴って、チケット代が高くなった」と説明した。
イベント性を高める為の値上げであるとのことだが、プライド・パレードの意義を見失わないようにしなければ更なる批判の嵐は避けられないだろう。