Source: Instagram/catriona_gray
世界一の美を競い合うミスコンの中で最も注目度の高い『ミス・ユニバース』が今年も開催され、フィリピン代表のカトリオーナ・グレイ(Catriona Gray=トップ画像)さんの優勝で幕を閉じた。
フィリピン代表がミス・ユニバースの栄冠を手にするのは今回で4度目となる。しかし国内では歓喜の声が上がるどころか、彼女の優勝に対する不満を隠せないようだ。
その理由というのが、カトリオーナさんが「白人のハーフ」であるためだ。
THIS !! if you are unfamiliar, every international beauty contestant from the philippines has always been half white/half filipino and never full filipino. unfortunately, it is reflective of our society that only admires unrealistic beauty standard for the everyday filipina. https://t.co/fBUb2MClAi
「知らない人には教えてあげるけど、世界のミスコンに出るフィリピン人は、全員白人ハーフなんだ。純粋なフィリピン人が出たことはない。悲しいことに、これは非現実的な美の基準を押し付けるフィリピン社会を映し出しているよ」
モデルや俳優などの芸能人に白人のハーフが多数を占めている現状に対し、苦言を呈する人達が殺到した。
フィリピンにおける”美女の定義”とはどのようなものか?それは、白い肌にストレートの黒髪、高くシャープな鼻に柔らかく涼しい目元。一般的なフィリピン人の特徴とは真逆とも言えるスタンダードに、近年では異議を唱える声が増加しているのだ。
フィリピンの街中では美白化粧品の広告が溢れ返っているようだが、褐色の肌の美しさに多くの人が魅了される日もそう遠くはないだろう。