Source: zone_15_thug_x2/Instagram
アメリカ東部メリーランド州の都市ボルチモアにて先月、中国系の店主が運営する小売店に来た客が「猫のフライは売ってないか」と聞く動画がインスタグラムに投稿されて波紋を呼んでいる。
“アジア人は犬猫を食べる”というステレオタイプを揶揄う動画に対し、人種差別的であるとの批判が殺到した。更に、投稿者が黒人男性であったことが事態を更に複雑化させているのだ。
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あるツイッターユーザーは問題となった動画に対し、自分以外の人種が被害者だと態度を変えて馬鹿にする姿勢を以下のように強く非難した。
「あなた達は、自分に対することじゃないと途端に人種差別に無頓着になるのね。もし誰かが黒人に同じことをしたら、絶対に怒るでしょ。殴られるかもね。相手が中国人だったら馬鹿にしても良いの?それっておかしいわよ」
アジア系をターゲットにした差別には真剣に向き合わないアメリカ社会に対する批判は長らく続いており、「アジア人はペットの犬猫を食べる野蛮人」というレッテル貼りも多数見受けられる状況だ。
一方、こうした批判が渦巻く中、「中国人も黒人を差別しているじゃないか」と異議を唱える人も。
Yeah, this is messed up but…
let’s not forget the video that made some Asians laughed not to long ago 👀 pic.twitter.com/eijg4DfTfv
— Petty_Letty (@soyouthinkubad) 2018年11月19日
「黒人男性を洗濯機で洗うと、色白の中国人男性になる」という、2016年に世界中で大問題となった中国のCMを引き合いに出し、批判に対する矛盾点を指摘した。
上述したツイッターユーザーからの言葉にもあるように、自分に当てられた差別行為以外のことに無関心でいることは確かに大きな問題であり、こうした意識の改善は必然となってくるだろう。