Source: The Sydney Morning Herald
ジャカルタ近郊にある西ジャワ州のバンドンで、フェイスブック上でゲイ専門の出会い系ページを運営していた男性2人が、「非道徳な行為」を理由に逮捕された。
インドネシアの英字メディア『The Jakarta Post』が伝えた。
厳格化するイスラム法
Source: AFP通信
「このフェイスブックページは、同性同士のユーザーが出会い目的で使われている。」
逮捕の翌日、警察が声明文を出した。2人が暮らしていた借家からは、携帯5個とコンドーム25個が押収されたと報道されている。
インドネシアは寛容的なイスラム大国として知られているが、保守派が多数を占める西ジャワ州やアチェ州では行政が厳格にイスラム法を遵守している。
国内のLGBTQ(性的少数派)への差別や迫害は年々悪化の傾向を見せている。近年では同性愛コミュニティの一斉検挙を目的とした特殊部隊の設置や、インドネシア政府が「LGBTに設ける居場所は作らない」と発言するなど、人権団体が抗議の声を上げるほどの状況に陥っている。