Source: Facebook
アメリカはミシガン州デトロイトで先月、新米の白人警官が写真共有アプリ『Snapchat(スナップチャット)』を使い人種差別的な動画を投稿したとして、デトロイト警察署から解雇されたと発表された。
ネット上では、黒人居住者が8割を占めるデトロイト市内に向けた彼の発言に対する反発が高まっている。
地元メディア『Detroit News』が伝えた。
「差別的な意図はなかった」と弁明
Detroit Police officer Sean Bostwick posted this on his social media. He was suspended from the job Sunday. He needs to be fired. Your top cop is black, you patrol a predominantly black neighborhood, in a city that is almost 85% black. Can’t have this on our force. pic.twitter.com/8W8SC4yyLn
— Branden Hunter (@JustCallmeBHunt) 2018年9月24日
「今夜も畜生共を捕まえてやる」
聞くに堪えない辛辣な言葉と共に、制服を着た若き白人警官ショーン・ボストウィック(Sean Bostwick)氏が、自撮り写真をSNSアプリ『Snapchat』に投稿した。
これを見たユーザー達は「黒人に対する差別だ」と怒りが爆発。彼の投稿は瞬時に拡散され、デトロイト警察に対する批判が続出したのだ。
事態を重く受け止めたデトロイト警察署のジェームス・クレイグ(James Craig=画像下)署長は記者会見にて、ボストウィック氏を解雇したと発表。
Source: The Washington Times
「ボストウィック氏は解雇した。彼が出勤するのは今日で最後となる。明日からはデトロイト警察署の警察官ではなくなる。彼は、自分の犯した罪を認めています。人種差別的な意図をもって投稿したのではない、とも話している。」
また、クレイグ署長はネットが炎上したことに関しても言及し、ボストウィック氏は「責任を感じている」と述べたという。
しかし、クレイグ署長は居住者を「畜生」と呼ぶ精神は許されるべきではないと強調した。
「こういった思考の持ち主を、デトロイトは歓迎しない。差別的な行為に寛容の余地はない。そういったものは、デトロイト警察署の理念とは相違するものだ。」
地元メディアによれば、ボストウィック氏は試用期間中の身であったため、解雇処分は比較的迅速に行われたと報道されている。