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イスラム系の回族が中国政府のモスク解体計画に猛抗議

Source: AFP通信

中国中西部の寧夏回族(ねいかかいぞく)自治区にて先週木曜、中国政府によるグランド・モスクの解体計画に対する大規模な抗議デモが実施された。

解体は8月24日(金)に着手される予定だったが、反発を受けて作業の延期が決定した。

 

 

政府による「同化政策」が原因か


イスラム教を信仰する回族がモスクの前に集まり、解体に反対するため座り込みの抗議デモを実施。

中にはモスクの中に入り、礼拝をしながらデモに参加する者もいた。AP通信の取材に答えた72歳のデモ参加者は、「市民は悲しみに包まれている。多くの人が泣いていた。何故こんなことが起きているのか、理解できない」と話した。抗議デモの最中は「宗教を守れ!」「国と宗教を愛そう!」と、信仰の自由を訴えるスローガンが飛び交っていた。

中国当局は解体の理由として「グランド・モスクは建設に必要な許可を取っていない」と主張しているが、モスクの管理人は「許可は取っている」と訴えている。また、「許可が必要だと言うのなら、何故建設中の2年間に何も言ってこなかったのだ」と疑問を投げ掛ける者もいた。

しかし、香港メディア南華早報によれば、中国当局は許可申請の有無を問い出す前にもモスク解体計画の通知を出しており、当初は解体理由として「アラブ形式のデザインを中国伝統文化である仏塔に変える」と要求してきたというのだ。

中国政府の目には、より中華系に近いという回族が「良いイスラム教徒」で、ウイグル族は政府に反抗する「悪いイスラム教徒」と捉えられている。そのため、回族はウイグル族とは対局的に、信仰の自由と独自のアイデンティティーを保つことを許されてきた民族である。それ故、今まで回族による反政府デモは見受けられなかった。

しかし、近年は当局による少数民族の「同化政策(宗教行事を禁止し、中国語のみ教え込むなど)」が急激に拡大。ウイグル族やチベット族に対する「中国化」という名の宗教弾圧が、回族にも差し迫ってきている状況だ。

普段はおとなしい回族が、ここまで大規模な抗議デモをリスクを冒してまで実施するというのは、彼らの中国政府に対する不信感や不安が積み重なっている証拠だろう。

 

 

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