チャンネル登録者数が世界一多いユーチューバー:PewDiePie(ピューディーパイ)が、人種差別的表現を利用した動画を連続して投稿したとして波紋を呼んだ。その影響により、ウォルト・ディズニー社を含む大口広告主が次々と契約を解約してしまう事態に。
彼はスウェーデン出身の28歳。主にゲーム実況動画を投稿しており、高い笑いのセンスと毎日アップロードされる動画で、幅広い層からの人気を集めている。
推定資産額は60億円とまで言われており、20代にして富豪の仲間入りを果たした。
人種差別表現を多用し、批判の的に
2017年初頭、米マスコミ大手「ウォールストリートジャーナル」は、ピューディパイが半年で9つもの人種差別的表現を用いた動画を投稿したと報道。
「ユダヤに死を」というプラカードを掲げた男2人の動画をネタにしたり、イエスの格好をした男が「ヒトラーは何一つ間違ったことをしていない」と豪語している動画を投稿したのだ。
この報道がされた直後、彼の大口広告主であったウォルト・ディズニー社とグーグル社がPewDiePieと契約を切ってしまう事態に。
事態を重く受けた彼は問題の動画を全て削除し、謝罪動画も投稿c。
「僕はヘイト・グループを支持していることは断じてない。でも、皆さんにそういう印象を与えてしまったのも理解できる。」
ピューディパイは謝罪文でこう釈明したが、大手2社が彼のスポンサーとして戻ってくる気配はなさそうだ。
彼のコアなファン層は10代の子供達。彼らに悪い影響を与えないようにしてほしいものだ。