Source: Andrew Yang/Twitter
今月10日、パレスチナ自治区の1つであるガザ地区からイスラエル主要都市にロケット弾が撃ち込まれ、イスラエル軍が報復としてイスラム組織『ハマス』のオフィスが入る高層ビルを破壊して以降、両者の報復合戦が連日続いている。
しかし、パレスチナ側の犠牲者の中に子供を含む多数の民間人が出ていることから、パレスチナ支持者による抗議の声が世界中で高まっているのだ。
そうしたなか、アメリカ・ニューヨーク市長選最有力候補のアンドリュー・ヤン(Andrew Yang=トップ画像中央)氏が11日、激化する紛争について以下のように言及し波紋を呼んだ。
Source: Andrew Yang/Twitter
「脅威に晒されているイスラエルの人々を支持します。そして、テロ組織のハマスを非難する。ニューヨーク市民は、イスラエルでテロリストに勇敢に立ち向かう仲間の味方であり続けます」
ヤン氏のツイートにはパレスチナ支持者からの強い非難が続出。ヤン氏への投票を検討していたユーザーからは失望したとの声が数多く聞かされている。
さらに、映画『クレイジー・リッチ!(原題:Crazy Rich Asians)』で主演を務めたヘンリー・ゴールディング(Henry Golding)も彼のツイートに反応し、「お前は大馬鹿野郎だ」とヤン氏に宛てたリプライで痛烈に罵り注目を集めた。
大バッシングを受けたヤン氏は12日、本件について釈明する声明文を公開。「ある人々の支持を表明することは、他者の苦境を軽視しているという意味にはならない。私は、世界中の多くの人達と同じ様に、この問題の平和的な早期解決を切望している」と述べ、11日のツイートが「あまりに端的であった」ことを認めて批判を受け入れる姿勢を示した。