Source: John Chen/GoFundMe, Dennis O’Donnell/Twitter
アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ市で17日、アジア系の高齢女性が突然見知らぬ男に顔を強打され大怪我を負った。
26年前に同市へ移住したというシャオゼン・シーさんは事件当日、市中心部にある路上で被害を受けたが、落ちていた木片で男を撃退したことで国内外で大きな注目を集めていた。
負傷した犯人の男は担架で病院に搬送されたが、現在は傷害罪などで起訴され拘置所に収容されている。
Just came upon an attack on an elderly Asian woman on Market Street San Francisco. Effort I got more details pic.twitter.com/5o8r0eeHE2
— Dennis O'Donnell (@DennisKPIX) March 17, 2021
しかしシーさんの顔には深い傷跡が残り、現在も目の周りの痣が消えず、手首は腫れている状態だという。
心理的にも強いショックを受けたシーさんはPTSD(心的外傷後ストレス障害)でも苦しんでおり、一人で外出することが困難で「怖い、怖い」と発することが増えたと、孫息子のジョン・チェンさんは述べている。
チェンさんは事件後にクラウンドファンド『GoFundMe』のページを設立し、シーさんへの医療費やカウンセリング代の寄付を呼び掛けた。
Source: John Chen/GoFundMe
さらに、昨日はサンフランシスコ市議員のマット・ヘイニ―(Matt Haney=画像上)氏がシーさんを訪問。通訳者を介してシーさんと彼女の家族と対話し、アジア系コミュニティーへの支持を表明した。
現在、シーさんのGoFundMeページには85万ドル(約9300万円)以上もの義援金が寄付されており、彼女の身体と精神の早期回復を願う世界中の人々から声援が送られている。