Source: Pete Linforth/Pixabay
米連邦議会議事堂に押し寄せたトランプ支持者による襲撃事件に対し、国内では5日経った今でも政界から芸能界まで様々な著名人から非難の声が相次いでいる。
そのなかで一早く暴徒を糾弾したのが、共和党の組織を統率する委員会『共和党全国委員会』だ。
同委員会は、事件当日の夜にプレスリリースを発表。声明文では「建国の父」にも触れ、デモ隊の犯した行為を一切認めない姿勢を誇示した。
Source: GOP/Twitter
「私達が目撃した数々の暴挙は、愛国心の象徴などではなく、国家に対する攻撃であり建国の理念に反するものだ。
合衆国建国の父は司法国家を創ったのであり、アナーキー国家を創ったのではない」
最後の一文では、議事堂に侵入した参加者らに対し「法執行機関からの指示を聞き入れ、国家に秩序を取り戻すよう努めることを要求する」と書き残されている。
Source: Mark Thomas/Pixabay
また、反トランプを掲げる共和党員の有志団体『リンカーン・プロジェクト』も公式声明を出し、「不安定な大統領により4年間蓄積された陰謀論やプロパガンダなどが、我が国の立憲制度を危機に晒している」と厳しく非難した。
民主党やリベラル層のみならず、トランプ大統領の所属する共和党や保守層からも続々と批判が続出する結果となった今回の襲撃事件。
トランプ大統領は次期大統領選挙へ出馬する意向を仄めかしているが、国の負った深い傷が3年で癒えるのかは疑問符が残る。