Source: hananmahmoud_/TikTok
SNSに公開された動画がテロ攻撃の犯罪予告であるとして、航空会社がイスラム教徒の19歳少女(トップ画像)に対しサービス利用禁止処分を講じた。
オーストラリア出身の少女は先月、メルボルン発クイーンズランド行の機内で動画共有アプリ『TikTok』を使用し、ある人気ラップソングのパロディ版の音源に合わせて口パクをする映像を投稿した。
その歌詞はこうだ。「デカい飛行機を操縦して、神は偉大なりと叫びながら高層ビルに突っ込むぞ」。
Source: hananmahmoud_/TikTok
現在、彼女の動画は削除されており、アカウントもプライベートに切り替わっているが、投稿直後には主に英語圏の保守層から怒りの声が殺到。なかには「まだ仕置きが必要だったか」などと脅迫じみたリプライ動画を作成した者も。
すると同月23日、オーストラリア連邦警察が「国家安全保障のホットラインへ複数の通報があった」と発表し、声明によると少女は国内の主要な航空会社『Virgin』『Jetstar』『Quantas』から航空機利用の禁止を言い渡されたという。
そして「テロ攻撃を茶化す行為は笑い事ではない」と述べ、意図がどうあれ然るべき措置を取ることを強調した。