Source: フランス通信社
16日、インドネシアは西パプア州にある村の住民が、保護対象であるワニを300匹近く虐殺し物議を醸している。
村人が虐殺を執行したのは「ワニに殺された仲間の敵を取るため」だと話している。
Source: フランス通信社
現地メディアによれば、インドネシア政府の運営するワニの保護施設に、野菜を摘みに来た村人の男性が誤って侵入し殺されたと報じられている。
保護施設の責任者であるBasar Manullang(バザール・マナラン)氏は英メディアBBCの取材に、「叫び声を聞きつけた従業員が、誰かがワニに襲われているのを目撃した」と答えた。
殺された男性の葬儀後、村人は集団でナイフやハンマーなどの武器を手にし、施設内にいたワニ292匹全てを虐殺。
インドネシアでは保護動物の殺害は懲役刑も科せられる重罪であり、当局は警察と協力して村人達に対し適切な処分を講じると話している。
しかし、マナラン氏は「今後このようなことがないよう、施設周りの安全性を徹底していく必要がある」と、施設内に人が入れるような設計にも苦言を呈している。