Source: White House/Instagram
欧州一の発行部数を誇るドイツ大手紙『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』で10日、「ドナルド・トランプ、今年の負け犬」と題された記事が公開され話題を集めている。
複数のメディアによると、この記事はトランプ大統領を負け犬と呼ぶに相応しい理由として、米大統領選での敗北を頑なに認めない姿勢や、新型コロナウイルス対策が不十分であることなどを挙げている。
また、黒人差別撤廃運動『Black Lives Matter』から派生した焼き討ちや略奪行為などが全米各地で発生した時期、トランプ大統領は国民に平静を保つよう呼び掛けるどころか「アンティファ(極左団体)の仕業だと批判して憎悪を扇動し、事態を悪化させた」と酷評した。
「トランプの下では、常識は通用しない。負けを認めることが出来ず、証拠も無いのに選挙で大規模な不正があったなどと主張を始める始末だ。
トランプ政権は始まりの時と同じ様に終わる。最初から最後まで、良識も品格も無い大統領だった」
同記事には国内外から称賛の声が相次いでおり、「トランプの話題はこれで最後になることを願う」といった痛烈なコメントも見受けられた。
一方で、トランプ大統領は現在も敗北宣言をせず、インスタグラムやツイッターなどのSNS上で不正選挙の主張を続けている。