Source: Sassy Carragher Henry/Facebook
アメリカ南東部サウスカロライナ州のチーズ製造会社社長が、黒人差別撤廃運動『Black Lives Matter(以下、BLM)』を「テロリスト集団」などと呼び非難の声が相次いでいる。
現地メディア『WMBF News』によると、同州ポーリーズ・アイランドの町長も務めるブライアン・ヘンリー社長(トップ画像右)は今年8月、ジョージタウン市で白人2人が黒人に銃殺された事件を引き合いに出し、Facebookに以下のような書き込みを投稿した。
Source: @getsthegoods/Twitter
「何の落ち度もない無実の白人2人が、黒人の男に殺害された。でもジョージタウンで暴動は起きていない。何故かって?ここでは社会が発達しているからだ。暴動で問題は解決しないことを、市民が理解しているからだ。
被害者の遺族と友人達は、今も苦しみに藻掻いている。なのに何故、BLM運動はアメリカの偉大な街を破壊しても咎められないんだ?アメリカよ、目を覚ますんだ。BLMとアンティファ(=極左団体)はその実態の通り、テロ組織として認定されるべきだ」
ヘンリー氏の主張は、複雑な社会問題に対して「無配慮で人種差別を扇動している」として大バッシングを受け、看板商品である『Palmetto Cheese(パルメット・チーズ)』の不買を呼び掛ける運動が活発化。さらに、市長の辞職を要求する声も殺到した。
そして今月、ヘンリー氏は記者会見で同件について謝罪を表明した。そこで彼は、同発言が「攻撃的で無神経だった」と認め、現在Facebookの投稿は削除されている。
さらにヘンリー氏の投稿が炎上した後、大型小売店『コストコ(Costco)』がパルメット・チーズの販売停止を発表した。
コストコへの称賛が送られている一方、これが本件による措置かどうかは明らかとされていない。
販売中止に関してヘンリー氏は、「コストコは商品の販売を中止したり再開したりしているよ。また店頭に並ぶ日が来ることを待ち侘びている」と現地メディア『Georgetown Times』の取材に応えている。