Source: Патріарх Філарет/Facebook
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中で猛威を振るい始めた今年3月頃、ウクライナ正教会のフィラレート名誉総主教が「罪深いゲイに対する神罰だ」などと発言し、LGBT+コミュニティからの猛抗議を受けていた。
しかし今月5日、凡そ1500万人以上の信徒数を抱えるフィラレート氏の公式Facebookに、彼がCOVID-19の検査で陽性反応を示したとの声明文が投稿された。
「検査の結果、フィラレート聖下がCOVID-19に感染していたことが発覚しました。聖下は只今、病院にて治療を受けています」
コメント欄にはフィラレート氏の容態を案ずる信徒が殺到し、早期回復を願う祈りを捧げている。
一方で、LGBT+に対する差別発言と矛盾していると指摘する声も見受けられた。
英メディア『Pink News』によると、ウクライナ正教会の広報担当者は、フィラレート氏も一個人であることを強調した上で「表現の自由だ」と反発。
数千万人の信徒者に誤情報を伝えていると人権団体から危惧されるも、現時点で教会から謝罪声明などは出ていない。