Source: 新明日報
シンガポールの婦人服ブランド『Southaven』の元従業員らが、現場で受けたハラスメントを暴露し注目が集まっている。
現地メディア『新明日報』によると、この告発はフェイスブック上で複数回にわたり投稿された。そのなかで明かされたのは、昼休憩は20分だけ、休日は月4日などという、従業員の尊厳を無視したような不可解なシステムだ。
元従業員であるリンさんが同メディアの取材に応え、Southavenでは春節セールの時期に目標の売り上げを達成できなかった場合、従業員にスクワット300回を強制させたと訴えた。
Source: 新明日報
さらに、客が試着室を出た後に商品を購入しなかった場合は、罰金1ドル(約77円)の支払いを命じられていたという。
2019年に数ヶ月間働いていたというリウさんも、このスクワットを強要されたと話している。
加えて、従業員は毎週『Fatty Club(おデブクラブ)』というグループチャットに体重を報告する義務があったようだ。
Source: Southaven
しかし、Southavenはハラスメント疑惑を否定している。
同ブランドの広報担当者は、「罰金のシステムはミス防止対策として各店舗が独自に発案したもの」であり、会社が強制している制度ではないと主張。同様に、前述のグループチャットも「モチベーションを上げるために従業員同士で取り入れている」との声明を出した。