Source: John Rizkalla/Twitter
カリフォルニア州サンフランシスコ市のIT企業『Solid8』のCEO(最高経営責任者)が、アジア系に対するヘイトスピーチをしたとして強い非難を浴びたことを受け、11日に辞職を発表した。
マイケル・ロフトハウス元CEO(トップ画像)は今月4日、同市にあるリゾートホテルのレストランで叔母の誕生日パーティを開いていたアジア系のチャン一家に突然、「アジア人のクソ共が。国に帰れ」「トランプがお前らを叩きのめすからな」などと目に余る罵詈雑言を言い放った。
This happened to my friend Jordan last night in Monterey, CA while celebrating her aunt’s birthday. All they were doing was singing happy birthday when this man started yelling disgusting racist remarks. These racists exist and they’re getting comfortable. Please vote! pic.twitter.com/T8RtSKDM3J
— john (@JohnRizkallah) July 5, 2020
チャン一家の友人である男性がその時の映像をツイッターにシェアし、元CEOに対するバッシングの嵐が吹き荒れた。また彼の蛮行は世界中のメディアに取り上げられ、アメリカ社会に根付く人種差別意識が浮き彫りとなった。
炎上を受けたロフトハウス氏は8日、Solid8の公式ツイッターに謝罪声明文を掲載。そのなかで彼は「自分のしたことは、許されないことだ。あの時僕は、正気を失っていた」と述べ、チャン一家を不快にさせてしまったことを陳謝している。
そして13日、ロフトハウス氏は辞職したと米メディア『KTVU FOX 2』が報じた。また同メディアによれば、彼は人種差別矯正プログラムを受講すると表明し、「僕はもっと良い人になれるように頑張ります」と語ったという。