Source: Keep It Real Online/YouTube
ニュージーランド政府が先月6日、AVなどオンライン上におけるポルノコンテンツを児童が利用する危険性を指摘した広告を公開し、注目を集めている。
政府の公式YouTubeアカウントに投稿されたこのコマーシャルは、ある住宅を訪問した真っ裸のポルノ女優と男優がドアを開けた女性に対し、「息子さんがポルノサイトで私達の動画を視聴しているのですが」と言うシーンから始まる。
「大人向けにAVを撮影しているんだけど、息子さんは子供よね。実際の性的関係がどんなものか分からないかなと思って。だってAVでは私達、性交渉もせずにすぐセックスしちゃうからね」
「あぁ、僕もリアルではあんな風に振る舞わないよ」
すると驚いた表情をした息子が登場し、母親が彼に向かって「よし、メディ。インターネットで見るものと現実の違いを学びましょうか」と語りかけた。
Source: Keep It Real Online/YouTube
これは、ニュージーランド政府の運営する『Keep It Real Online』の広告だ。
インターネットの利用が子供達に及ぼす悪影響を懸念し、保護者向けに創設された児童教育啓発サイトである。
そのなかではポルノサイト以外にも、見知らぬ人物とのメッセージのやり取りや、ネット虐めなどの問題を提起し、親として子供とどう向き合えばベストなのかというアドバイスが細かく記載されている。
子供達が健全にインターネットを活用できることを目的としており、いずれも各問題について「オンライン上の世界と現実との区別を付けること」を明確に児童へ啓発するよう呼び掛けている。