Source: Garuda Indonesia/Facebook
インドネシアの国営航空会社『ガルーダ・インドネシア航空』が、「スタッフの笑顔が見えない」という顧客からの苦情を受け、安全面を確保するために義務付けていた客室乗務員のマスク着用を中止すると発表した。
現地メディア『KOMPAS.com』によると、同社の取締役員イルファン・セティアプトラ氏は16日、テレビ会議の中で以下のように現状を報告した。
「スタッフがマスクを付けていると、笑顔なのか無表情なのか見分けがつかない、というお客様からのクレームが相次いでいる」
そこで同社は従業員のマスク着用を取り止め、段階的に透明のフェイスシールドへ移行すると話しているという。
インドネシアでは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月から航空旅客輸送が禁止されていたが、今月に入って規制が緩和された。同社もそれに伴い、業務の再開を始めた矢先の出来事だった。
SNS上では、この報道に対して驚きを隠せない人々で溢れている。なかには、「笑顔の口元がプリントされたマスクならどうか」という斬新な解決案を提示するユーザーもいた。