Source: TikTok
ある韓国系アメリカ人の女性が33年ぶりに実母と姉に再会し、その時の映像が動画共有サイト『TikTok』に投稿され大きな注目を集めている。
中西部オクラホマ州グレイディ群に住む33歳のシェリー・ヘンダーソンさん(トップ画像左)は、生後数か月で韓国からアメリカの里親に引き渡された養子だ。
ヘンダーソンさんは今まで、実母は彼女にもっと良い人生を送ってほしくて養子に出したと言われて育ってきたという。しかし実際は、仲違いの関係にあった実父から強要されていただけで、実母は娘を手放すことは一切望んでいなかったのだ。
ヘンダーソンさんはTikTokに動画を数件投稿し、韓国に居る血の繋がった家族に何が起こったのかを詳細に説明している。
@sheleehenderson Meeting my biological mother and sister for the first time in 33 years. #reunited #adopted #meetmyfam #southkorea #birthfamily
動画によると彼女がまだ生後10カ月の赤ん坊だった頃、両親の関係に軋轢が生じ、実父が妻の意に反して次女を養子縁組に登録させたという。
そして母親は、子供を取り戻すための費用を稼ぐために数か月間必死に働いた。しかし、稼いだお金を手にして養子縁組を訪問した時には、既に次女はアメリカの里親の元に引き渡されてしまっていたのだ。
その後27年間、実母は離婚を我慢し続け、夫からの暴力やモラハラに耐えてきたという。
そして7年前、遂に離婚を決意した実母は、長女とともに実父から次女の情報を聞き出した。2人は国際的な児童支援団体『Holt International』を伝い、オクラホマ州の養子縁組『Dillon International』の協力を得て次女との面会を承諾されたのだ。
@sheleehenderson The first meeting of my two mothers. It was beautiful, full of gratitude, respect, and love. #adoption #ourstory #adoptee #southkorea
33年ぶりの再会を果たした実母と姉は、ヘンダーソンさんの里親家族とも出会い、お互いに感謝の言葉を述べていた。
そうして2つの家族は33年分の穴を埋めるように共に時を過ごし、確かな絆を深めて実母と姉を韓国へと見送った。