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赤い帽子とジャケットを身に纏った強靱な自警団が2月、新型コロナウイルスによるヘイトクライムからアジア系の市民を守るための護衛活動を開始した。
米メディア『Current News』によると、世界的な犯罪防止NPO団体『ガーディアン・エンジェルス(Guardian Angels)』は、マンハッタンの中華街やブルックリン、クイーンズなどニューヨーク市内で中華系移民が多く住む地域でのパトロールを強化させたと発表した。
ガーディアン・エンジェルスの創始者カーティス・スリワ氏は米メディア『Discovering Eyes』の取材に応え、アジア系の人々に注意喚起を促すとともに「もし誰かからハラスメントを受けたら、そいつは私達が対処する」と頼もしい姿を見せた。
さらに同団体はパトロール以外に、客足の遠のいた中華レストランなどに来店したり店前でチラシを配布するなどして、中国系の個人事業主への援助活動も行っているという。
彼らの勇気ある活動に、アジア系の市民からは称賛の声が多数上がっている。また同団体は、アジア系の市民が安心感を得るまでパトロールを続けると述べている。
ガーディアン・エンジェルスは、「住民の生活の安全の確保に努め、安全で住みよいまちづくりの推進に寄与する」という使命の下、1979年に結成された。現在は世界15カ国に支部を設立しており、主に地域パトロールを中心に活動している。
直近では電車内における痴漢防止や、ユダヤ教徒に対するヘイトクライムが横行していた昨年12月にユダヤ人居住地域での護衛活動を実施していた。