Source: Twitter
新型コロナウイルスに感染した疑いのある老夫婦が、最期の面会時に見つめ合いながら強く手を握りしめる動画がSNSで拡散され、世界中から感動したとの声が集まっている。
新型コロナウイルスの感染者数が国内で急速に増加していた1月半ば、85歳になるチェンさん(トップ画像右)は、心不全と呼吸器疾患で四川省成都市の総合病院に入院していた。
その直後、彼の妻であるウェンさんが呼吸困難で意識を失い、同病院に搬送されたという。
ウェンさんが意識不明の状態で蘇生処置を受けていることを知ったチェンさんは、妻との面会を要請。国内メディア『新浪新聞』は、老夫婦が重篤であったことを憂慮した医師が「これが最期のチャンスかもしれない」と、面会の許可を出したと報じている。
Source: Twitter
チェンさんは集中治療室にいたウェンさんに会い、お互いベッドに横たわった状態で手を繋ぎじっと顔を見つめ合った。そして面会が終わる頃、ほとんど意識のなかったウェンさんが、帰ろうとしたチェンさんのベッドを弱々しくも掴んだのだ。
ウェンさんは面会から一夜明けた1月31日に息を引き取ったという。
その後、2人が面会した時の映像が国内の動画共有アプリ『TikTok』やツイッターなどで拡散され、国内外で大きな反響を呼んでいる。