Source: Seets Chan/Facebook
シンガポール在住のイアン・ウさんは昨年春、出会い系アプリ『Coffee Meets Bagel』を通じてチャン・ティンさんと出会った。
しかしその3か月後、胸部にしこりがあることに気付いたティンさんが病院に行くと、ステージ3の乳癌と診断されたという。その時ティンさんは、自身の思いをウさんにこう説明した。
「もし、あなたが私と別れたいと思うのなら、それで良いの。癌は風邪と違って、これからの人生を左右するものだから」
出会ったばかりの恋人に乳癌が見付かり、両親の反応やティンさんを失う可能性も考慮したウさんだが、彼はティンさんの傍に居続けることを決意。
その後ウさんは、自宅から車で1.5時間かかる病院まで通い、ティンさんとの「病院デート」を楽しむようになった。
Source: Chan See Ting via The Straits Times
そしてティンさんが乳癌と診断された2か月後、ウさんは彼女に告白し、2人は正式に恋人同士になったという。彼はシンガポールの英字メディア『The Straits Times』の取材に対し、その時ティンさんに伝えた”決心の言葉”をこう述べている。
「君の人生には、他の人よりも多くの試練が待ち受けている。でもこれからは、その試練を2人で一緒に乗り越えていこう」
それから更に2か月が経ち、同棲生活を始めた2人は遂に結婚を決意。今は2年後の結婚式に向けて準備中だという。
同メディアに対してティンさんは、今後は数回に及ぶ手術や入院生活が強いられるも、ウさんからの深い愛が彼女に安心感と希望を与えてくれていると語った。