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ニュージーランドはオークランドで先月7日、テニストーナメント『ASBクラシック』が開催され、アメリカ人選手のセリーナ・ウィリアムズ氏がシングルス優勝を果たした。そして、優勝賞金全額をオーストラリア森林火災の復興支援に寄付した。
今回の優勝で累計73個のタイトル獲得となったウィリアムズ氏は、優勝賞金4万3000ドル(約460万円)を授与された。
しかし彼女は、オーストラリア南部を中心に甚大な被害が出ている森林火災の救済活動を行う団体に、優勝賞金を全て寄付したと公表した。
昨年9月から続いている、異常気象などを原因とした大規模森林火災によって10億匹以上の野生動物が犠牲となっている事態に、ウィリアムズ氏はSNSなどを通して自身の思いをこう綴っている。
「私は20年以上、オーストラリアの試合に出場してきたわ。だから、この惨事には胸が押し潰される気分よ」
彼女は世界自然保護基金(WWF)や、国内最大の動物保護団体『WIRES Wildlife Rescue』などを紹介し、森林火災の復興支援に協力するよう呼び掛けている。