Source: Lao Dong Video
ベトナムのある小さな村では、なんと10歳の男の子が衣食住を1人で賄い、自活しているという。現地メディア『NGHE AN24』が伝えた。
幼い頃に母親を亡くし父親と祖母の3人で暮らしていたダン・バン・フエン君(トップ画像)は、都市で土木作業員として働く父親からの送金に頼る貧しい生活を強いられながらも、毎日休まず学校に通う優等生だ。
しかし彼が10歳になったある日、父親は作業中の事故で他界。さらにその数日前には、祖母も病で亡くなっていたという。
保護者をすべて失ったダン君だが、一切助けを求めることはなく、家族の残した畑で食料を育てながら炊事・洗濯などの家事を自分でこなしているのだ。
Source: NGHE AN
Source: China Press
ダン君の現状を知った担任の教師が事情をSNSに投稿すると大きな反響を呼び、彼の里親として名乗り出る人が続出。さらに彼のニュースは政府の目にも留まり、里親探しに協力するとの申し出もあったという。
ダン君の通う学校は彼の置かれた状況を考慮し、学費を免除している。
NGHE AN24によれば、ダン君が1人での生活を望んでいるとは知りながらも、周囲は彼が問題なく切り盛り出来ているかを陰ながらに見守っているようだ。