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ユダヤ教徒をヘイトスピーチから救ったイスラム教徒の女性に称賛の声

Source: Chris Atkins/Twitter

イギリス首都ロンドンの地下鉄で先月、イスラム教徒の女性がユダヤ教徒の家族に向けられたヘイトスピーチに立ち向かった動画が注目を集めた。

年間2億人以上もの乗客が利用するノーザン線内で、ユダヤ教の民族衣装であるキッパーを身に着けた小さな子供達と男性が、聖書を手にした面識のない男に突然こう話しかけられた。

「自分はユダヤ人であると言う者どもが、あなたを非難していることを、私は知っている。彼らはユダヤ人だと自称しているが、それは嘘だ。実は、シナゴーグに属する悪魔の一味なのだ」

男は聖書とみられる本を彼らの目の前に持ち出し、新約聖書の一節に記された文を声に出して読み上げたのだ。

男性はヘイトスピーチに臆することなく、困惑した表情を見せる子供に手をやって声をかけ続け、慰めようとしていた。それでも男は御託を並べ、「ユダヤ教徒がイエス様を殺した」「ユダヤ人は奴隷所有者だ」などと訴え続けたと、撮影者のアトキンス氏は英メディア『BBC』に述べた。

途中、目の前の男性が干渉しようとすると、男は「失せろ。ぶん殴るぞ」と声を荒げた。すると、すぐ傍にいたイスラム教徒の女性が「子供の前よ。落ち着いて」と声を掛けたのだ。

それでも男は「これは意見じゃない。神の言葉だ」「お前は、自分の仲間のことは気にしないのか」などと繰り返し反発し、傲慢な態度を改めることはなかった。

アトキンス氏が動画をツイッターに公開すると、「彼女はヒーローだ」「とても勇気のある女性だ」など、ヘイトスピーチに恐れず立ち向かったイスラム教徒の女性への称賛の声が殺到した。

その後、2児の母であるアスマ・シュウェイフ(Asma Shweikh)さんは被害を受けたユダヤ教徒の男性と面会し、感謝の意を受け取ったという。

本件で大きな注目を集めたシュウェイフさんは、イスラム教徒の話題を提供するメディア『IlmFeed』の取材に、声を上げた意義を以下のように語っている。

「イスラム教徒の女性として、そして母親として、自分の宗教に対する差別やヘイトスピーチの被害に遭うことの恐怖は、身をもって理解できるの。だからあの時私は、同じことが家族と子供達に起きている光景を黙って見ていることは出来なかった。私は彼らを知らないけれど、この街では差別主義者を断固拒絶すると分かってくれたら、嬉しいと思うわ」

 

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