Source: YANG HENSEM/Twitter
マレーシア南部ジョホール州に住む男の子が、中学校の友人が高校受験に向けて新しい眼鏡を買えるよう、ツイッターで寄付を呼び掛けた。
両親を事故で亡くし、現在は叔父と暮らしているというファイザル君(トップ画像左)は、中卒資格を得るための国家試験『Sijil Pelajaran Malaysia(SPM)』の勉強に励んでいた。
しかし年末に迫る試験を目前にして、大事に使っていた眼鏡が壊れてしまったというのだ。視力の弱い彼は、当然眼鏡がないと勉強が進まない。一方で、貧困であるがために数万円かかる新しい眼鏡を買うお金もない。
そんな苦境に陥ったファイザル君を心配した友人の男の子が、彼を助けようとツイッターを使って寄付金を募集したのだ。
ni kawan aku daripada kecik, tapi tak pernah sekelas sebab dia ada masalah mengingat. so, daripada sekolah rendah dia duduk kelas belakang.
this year dia spm, same goes to me. tapi masalahnya, spec dia macam dah tak function. cer tengok kat gambar 😓 pic.twitter.com/izKh2niyrJ
— YANG HENSEM (@ekaldowski) November 11, 2019
「彼は今年の終わり頃に、SPMの試験を受けないといけません。僕もです。でも彼は眼鏡を壊してしまいました。写真を見てください。彼は恵まれない地域で暮らしています。両親を事故で亡くし、今は叔父と暮らしています。だから、ツイッター民の皆さん。僕の友達が新しい眼鏡を買う手助けをしてくれませんか。協力してくれた方々に神のご加護を」(※一部省略)
彼のツイートは大きな注目を集め、リツイートは1万件以上にも上った。投稿のリプライ欄には、「上手く行くと良いね。後でどうなったかも教えてね」「後で口座を確認してみて。友人に新しい眼鏡を買うよう伝えてね。幸運を祈ります」など、たくさんの人々からの協力的な声援が送られている。
その翌日、彼は約1500リンギット(約4万円)集まったところで募集を終了させ、寄付に協力してくれた人々に感謝の意を述べた。そして男の子はツイッターで近況報告をすると告げ、「これから眼鏡を買いに行きます。新しい眼鏡をかけたファイザルを見るのが待ち遠しいよ」と笑顔の絵文字を付けて喜びの思いを綴った。