Source: DAWN MANTEUFEL via People
アメリカ中西部ウィスコンシン州に住む男性が、ペットの犬エリーからの血液感染で手足と鼻の一部の切断を余儀なくされるも、エリーと犬に対する愛は変わらないことを語った。
バイクと犬をこよなく愛するグレッグ・マントイフェルさん(トップ画像)は昨年6月、『カプトサイトファーガ感染症』という、犬や猫から感染する非常に珍しい病気にかかった。
痣が全身に発生し、入院から僅か数日後に足を切断する手術を受けたという。しかし更なる被害を恐れ、手の半分と鼻、膝下の切断も決行されたのだ。
両手足のない生活を強いられ、趣味だったバイクに乗ることを断念したマントフェルさんだが、彼は米メディア『ワシントンポスト』にこう心情を語っている。

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「現実を受け入れて、前向きに考えなければならない。今ある状況からベストを尽くすしかないだろう」
感染経路は愛犬エリーが彼の体を舐めたことに起因すると医師は診断しているが、マントイフェルさんは今でもエリ―に体を好きなように舐めさせているという。また、感染前はエリー以外の犬とも触れ合っていたため、感染源が彼女であるかは定かではないようだ。それでもマントイフェルさんは、「エリーが原因だったとしても、彼女を溺愛し続けるよ」と米メディア『FOX 6』に話している。
「退院後は、早くエリーに会いたくて仕方なかった」
「僕の病気を知った人が、犬を怖がるようになって欲しくないんだ」
米メディア『ピープル』によると、現在マントイフェルさんは義足・義手を装着しており、フォークを使って食事を摂ったりドアの開け閉めなどが出来るようになったという。今後は鼻の手術を行い、形を取り戻す予定となっている。