Source: Sikh Dad/Twitter
「テロリスト」「危険人物」と呼ばれて邪険に扱われたシク教徒の10歳の少女が、父親のツイッターを通して虐めとの向き合い方を語る動画が注目を集めている。
イギリスの首都ロンドンにある公園に来ていたムンシマ・カウアーちゃん(トップ画像)は、そこで遊んでいた他の子供達の仲間に入れてもらおうと話しかけると、「テロリストだからダメだ」と言われ拒絶されたという。
Racist Park @GLL_UK
— Sikh Dad (@sikhdad) August 8, 2019
My eldest daughter Munsimar Kaur, aged 10, tells her own true story. Today it was my child tomorrow it could be yours. #sikh pic.twitter.com/NwR4iFUUE7
「14歳から18歳くらいの男の子2人と、10代後半くらいの女の子2人が面白そうなゲームをしていたから、一緒に遊ぼうって話しかけたの。そしたら大声で、『テロリストだからダメだ』って言われた」
「すごく傷付いたけど、真っ直ぐ前を向いてその場から立ち去ったわ」
次の日、再び同じ公園に来たムンシマちゃんは、そこで同年齢の友達を出来たという。しかし、「少ししたら友達のお母さんが戻ってきて、私は『危険』だから一緒に遊んだらいけない、と言っていた」というのだ。
そして彼女は「未だに多くの人が外国人に強い偏見を抱いていると気付かされた」と言い、シク教徒の人々はとても温厚で、誰のことも無条件に愛していると訴えた。
更に、同じ扱いを受けて苦しんでいる人々に向けて「虐めに打ちのめされてはいけない」と強く主張した。
「私は自分の力で立ち去り、親に助けを求めることができましたが、中にはそうすることが出来ない人達もいます。だから私は、その人達のために発信する義務があると思うのです」
ムンシマちゃんの動画は10万回近く再生され、大きな注目を集めた。そして彼女の信念に賛同する人々が続出し、称賛の声が多数送られている。