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フランスの地方警察官が、試験会場に遅刻しそうになった男子高校生を警察車両に乗せて送迎したニュースが国内で話題を呼んでいる。
フランス南部タルヌ県で18日、日本のセンター試験に当たるバカロレアを受けるために、18歳のロイクさんは実家から30kmほど離れた商業都市アルビへ向かおうとしていた。
13時30分の試験開始前に到着するバスを見逃してしまったロイクさんは、父親の車を借りて猛スピードで試験会場まで走行していったという。
すると、あろうことか残り10分ほどで到着するところで車をガードレールに衝突させてしまったのだ。事故を受けて現場に駆け付けた地元の警察官は、ロイクさんが無傷であり酒気帯び状態ではないと確認した後、彼を警察車両に乗せて試験会場まで送迎してあげたのだ。
そうして開始2分前の13時28分に到着することができた警察官は、会場にいた人達を驚かせながらも「アルビそしてフランス全土の警察官はロイクさんの幸運を祈っている」と任務完了の報告をした。
[INSOLITE] Il a bien failli rater le début de son épreuve de #BacHistoire ! Cet après-midi, Loïc, 18 ans, a été conduit au #Bac2019 par… une patrouille de #police ! Découvrez cette histoire un peu folle. #thread ⬇️ pic.twitter.com/0toXVP7dPy
— Police nationale (@PoliceNationale) June 17, 2019
この思いがけない出来事はフランス国家警察の公式ツイッターで公表され、車両事故を起こすも窮地に立たされていた学生を救った警察官に多くの人達から称賛の声が送られている。