Source: Twitter
インスタグラムなどのソーシャルメディア(以下、SNS)で注目を集めたいがために、迷惑な行為に出る若者が後を絶たない。こうしたイメージから、SNSに対する嫌悪感を示す人達も多くいるのではないだろうか。
しかし、SNSは悪い影響ばかりを与えるわけではない。それを証明してくれる最新のトレンドが、先週から世界中で大きな注目を集めている「トラッシュ(ゴミ)タグ・チャレンジ」だ。
Here is a new #challenge for all you bored teens. Take a photo of an area that needs some cleaning or maintenance, then…
Byron Románさんの投稿 2019年3月5日火曜日
「暇そうにしてるティーン達に、新しいチャレンジを紹介しよう。掃除が必要な場所の写真を撮って、綺麗にした後に同じ場所の写真を撮るんだ。その2枚をSNSに投稿すること。君も #トラッシュタグ チャレンジに参加してみて。」
ゴミが散らかっている場所を掃除した後、そのビフォーアフターの比較画像をインスタグラムやツイッターなどのSNSに投稿する「#トラッシュタグ チャレンジ。」ゴミ拾いを促進するこの”チャレンジ”が世界中の人々からの賛同を集めて、SNS上でゴミ拾いが大流行しているのだ。
Along the Potomac River south of Washington, DC #trashtag pic.twitter.com/n2uPL52LZG
— Robbie McNeil (@RMcNeil2105) 2019年3月10日
アメリカを始め、インドやネパール、東南アジアと日本でもトラッシュタグチャレンジの影響は拡大している。ビフォーとアフターの写真の違いに圧巻されながら、世界のゴミ問題がどれだけ深刻化しているのかを再認識できる。
Here’s my contribution to #trashtag. My (large) family and I cleaned up this beach we camped near over the summer! https://t.co/apAi1IS8tA pic.twitter.com/IMmyP8Owtj
— Daily Pictures (@getyerfix) 2019年3月10日
View this post on InstagramWe sighted our Second Ghana #trashtag challenge. Big ups @Maame Adwoa Van-Otoo
トラッシュタグチャレンジは環境保護の観点からも称賛されるべき素晴らしい運動だが、中には「注目を集めたいだけ」「SNSが無かったら放置していたくせに」などと冷ややかな視線を送る者も少なくはない。
更には流行に便乗して、皮肉たっぷりのビフォーアフター画像を投稿するユーザーも。
I was so inspired by #trashtag that I decided to clean up this beach pic.twitter.com/BsEB1upAld
— DEADLY FUN (@deadlyfun) 2019年3月10日
賛否両論があるトラッシュタグチャレンジだが、やはり掃除をした後の綺麗な光景をゴミ拾い前と比較すると、この景色を今後も守っていかなければならないという使命感に駆られるのではないだろうか。それがこのチャレンジの目的でもあるのだろう。