Source: Eldina Jaganjac/Instagram
ツルツルな素肌を手に入れるため、全身の毛を剃る手入れを欠かさない女性は多いだろう。
しかし、そんな「当たり前」に疑問を抱いた若い女性がいる。
英メディア『UNILAD』によると、デンマークの首都コペンハーゲンで講師として働いているエルディナ・ジャガンジャックさん(Eldina Jaganjac=トップ画像)は昨年3月、「容姿に気にする時間を、夢や目標を実現するために使う」ためにムダ毛処理を一切行わないと決意した。
Source: Eldina Jaganjac/Instagram
繋がった1本眉に、うっすらと生えた口ひげは、著名なメキシコの美術作家フリーダ・カーロを想起させる。
しかし、街行く人々からは「毛を剃れよ」などと揶揄われ、さらに彼女のインスタグラムには謂れのない誹謗中傷が大量に送り付けられたという。
ジャガンジャックさんは「女性であることって、そんなに簡単なものじゃないわよね」と落胆した様子を見せるも、ネガティブな反応以上に称賛の声が届いていると歓喜した。
「今の社会は、人のルックスに対して必要以上に意味を見出そうとしている。でも私たちは皆それぞれ特徴的な容姿をしているのだから、他と違うからって何か可笑しい人だとか思想が違うだとか考える必要はないと思うの。あなたがどんな見た目でいようが、他人にあなた自身をジャッジされる筋合いなんてないのよ」
2012年頃のジャガンジャックさん(上) Source: Eldina Jaganjac/Instagram
ジャガンジャックさんも昨年までは、「ムダ毛を処理しないと外出できなかった」と言うほど、手入れを怠ることを拒絶していた。
しかし、”女性らしい容姿”というのが男性と比べて非常に限定的であることに気付いてからは、自分の体毛で悩んでいた時間を夢や目標の実現に費やすことに決めたのだ。
そして彼女はこう断言する。「誰かが文句を言おうものなら、ずっと言わせておけば良い。どうせその人とは一生会わないだろうし、会ったとしても、別にどうってことないわよ」