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酪農家がビーガン事業に方向転換「牛を屠殺場に送ることが嫌になった」

Source: Bradley Nook Farm/Facebook

イギリス・ダービーシャー州で酪農家の家庭に生まれたジェイ・ワイルドさん(トップ画像)は、妻のカーチャさんと牧場を営みながらオート麦から摂れるオーツミルクを製造販売している。

2人の牧場『Bradley Nook Farm』は、2011年にジェイさんが両親から引き継いだものだ。

ジェイさんの父親は化学肥料などを使う工場式生産ではなく、環境に配慮したオーガニック製法を取り入れていたという。

Source: Refarm’d/Instagram

ジェイさんは20代後半の頃に仕事のストレスから瞑想教室に通い始め、そこで出会ったベジタリアンの人々に感化されたと話す。

その後はベジタリアンの食生活を送るようになるも、酪農家として生きてきた彼にとって農家を辞めることは容易ではなかった。

自分の感情を押し殺しながら酪農を続けていたというワイルド夫婦だったが、2017年に「牛を屠殺場に送ることに耐えられなくなった」と、牧場の広大な土地を利用して野菜の有機栽培を開始させたのだ。

Source: Bradley Nook Farm/Facebook

ビーガン支援団体『The Vegan Society』からの協力を得て、東部ノーフォークにある保護施設『Hillside Animal Sanctuary』へ牛数頭を引き渡した。

その後2人は「自然の居場所を増やし、誰も傷付けない」として、オーツミルクなどビーガン製品の販売に取り組んでいる。また残った17頭の牛は、除草目的で放牧させながら世話をしているという。

ワイルド夫婦(上) Source: Refarm’d/Instagram

ジェイさんは英メディア『Plant Based News』の取材に応え、新しいビジネスへの思いを語った。

「動物を殺さずに利益が出るような、エシカルなビジネスをずっと模索していた。植物由来の食品には、将来性がある。

より多くの酪農家の人達に、動物性から植物性の商品の製造へ方向転換することを推奨したいと思っています」

Bradley Nook Farmは現在、ビーガン事業への切り替えを望む酪農家を支援する団体『Refarm’d(リファームド)』と連携し、返却可能なグラスを使用したオーツミルクの全国展開を目指している。

 

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