「肩を出した服装は規律違反だ。」
最近流行りの肩を出したトップス=オフショルダーを着ている女性は多いが、アメリカはカリフォルニア州にあるサン・ベニート高校では「肩が見えている」というだけで懲戒処分を受けてしまった女子生徒達がいる。
しかもその数、50人。
しかし、同じように肩を出した服を着ていた男子生徒は、1人も処分を受けなかった。
これを受け、女子生徒達は抗議の意を表明するために、一斉にオフショルダーを着て登校。
そしてなんと、男子生徒も抗議に参加するために女性用オフショルダーを着て登校し、話題を呼んでいるのだ。
「肩を見せたから何だって言うんだ」男子生徒が抗議に参加!
「ブロディとエイドリアン、抗議に参加してくれてありがとう!」
「#新しいプロフ画像」
「僕の妹と他の20人が、肩を見せたっていうだけで家に帰らされたんだ。 #性差別」
「 みんな、今日は参加してくれてありがとう。サン・ベニート高校は諦めるべきね。こんな時代遅れな規律なんて、ぶっ潰すべきよ。」
抗議をリードした女子生徒が、一緒に参加してくれた生徒達に称賛の声を送った。
女子生徒がインタビューにて、「自分を守る」ための規律に異を唱える
Source: @chadya_acosta on Twitter(R)
ある女子生徒がYahoo! Styleのインタビューにて、学校の規律に対してこう述べた。
「オフショルダーは誰かを傷付けているわけじゃないのに、どうして処分対象にされなければいけないのか理解できません。」
また、ハフィントンポストのインタビューに答えた別の女子生徒は、性犯罪を女性の所為にする風潮に怒りをぶつけた。
「『自分の身を守るため』って言うけど、もし性被害が起きたら責任は100%犯罪を犯した者に課せられるべきです。被害者にも責任があるという思考回路は、犯罪者を調子に乗らせて被害が増えるだけ。女性はそんな奴らに気を遣わずに、着たいものを着るべきよ。」
高校生ながら、非常に筋の通った主張をしてくれた女子生徒たち。
こうした抗議を受け、同校の校長Adrian Ramirez(エイドリアン・ラミレズ)も方針の転換をするよう決意。
次回の職員会議にて、規律に関する話し合いの場を設ける予定となっている。