Source: Weibo via CGTV
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の震源地とされる中国湖北省の武漢市で先月、道端で泣きながらケーキを食べる配達員の姿が注目を集めた。
国内最大のSNS『新浪微博(ウェイボー)』にシェアされた動画には、市内にあるパン屋へ集荷に訪れた配達員の男性が店員とやり取りする場面が映し出されていた。
Source: Weibo via CGTV
電話でなにやら確認中の店員が通話を終えると、カウンターに置かれていた集荷用の商品を見て配達員に何かを伝えた。
すると男性は驚いた表情で「僕のですか?」といった雰囲気で自分のことを指さし、袋を手に取って店を後にした。
実はこの商品、なんと配達員のために匿名で注文されたケーキなのだ。加えて、偶然にもその日は彼の誕生日だったという。
Source: Weibo via CGTV
何も知らずにサプライズプレゼントを贈られた配達員の男性はその後、道端に座り込み涙を拭いながらケーキを食べていた。
その時の映像がウェイボーにシェアされて反響を呼び、大きな注目の的に。
コメント欄には「医療従事者のみならず、配達員も敬意を表されるべきだ」など、感染リスクを負いながら人々の社会生活を維持するために働く彼らに、称賛の声が多数送られている。