Source: Davide Martinelli/Instagram
欧州における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の震源地となったイタリアでは、死者数は2万人を超えて感染者数が20万人以上という甚大な被害が出ている状況だ。
厳格なロックダウン(都市封鎖)と外出禁止令が出されているなか、自転車競技『UCIワールドチーム』のイタリア人選手が自転車スキルを駆使し、地元にある小さな村で処方箋や食料の宅配サービスを開始させ話題を集めている。
無償の宅配サービスを開始したのは、ロードバイクレーサーのダヴィデ・マルティネリ氏(トップ画像)だ。
彼はスーパーも薬局もないという人口1500人程度のロデット(Lodetto)で、高齢者や助けを必要としている村人の代わりに、ロードバイクで10㎞の距離を30分かけて処方箋と食料を届けているという。
「いつも僕のことをサポートしてくれる皆さんに、恩返しがしたい」との思いから、マスクやグローブなど感染予防対策は万全の状態でサービスを行っていると、マルティネリ氏は自身のインスタグラムで述べた。